【小児矯正症例 No.9】
浜松市中央区入野町の寺田歯科、歯科医師の寺田宜央です。
今回は、
「前歯のすき間が気になる」
「歯並びのデコボコを治したい」
というご希望で来院された7歳男児の症例をご紹介いたします。
※患者様・保護者様の同意を得た上で掲載しております。
【主訴】
- 上の前歯のすき間が気になる
- 歯並びのデコボコを改善したい

初診時は、
- 上顎前歯部のすき間
- 歯列のデコボコ(叢生)
- 永久歯が並ぶスペース不足
が認められました。
乳歯から永久歯へ生え変わる時期は歯並びが変化しやすく、将来的な永久歯列を考慮しながら治療方針を立てることが重要になります。
【診断】
- 上顎歯列の狭窄
- 叢生(歯列不正)
- 永久歯萌出スペース不足
【治療方針】
今回は、
取り外し式の「拡大床」のみを使用して治療を行いました。
顎の成長を利用しながら歯列を拡大し、永久歯が並ぶスペースを確保することで、前歯のすき間や歯並びの改善を目指しました。

治療開始後は、
- 顎の拡大状況
- 永久歯の萌出状態
- 歯列全体のバランス
を確認しながら治療を進めました。
拡大床は患者様ご自身で毎日装着していただく装置です。
毎日の装着時間をしっかり守ることが、治療を成功させるための大切なポイントになります。
【Before / After】

治療前と比較すると、
- 前歯のすき間が改善
- 歯列全体のデコボコが改善
- 永久歯が並ぶためのスペースも確保されました
顎の成長をうまく利用することで、ワイヤーを使用せずに良好な歯列へ導くことができました。

治療終了時には、
主訴であった
- 前歯のすき間
- 歯並びのデコボコ
ともに改善し、全体の咬み合わせも安定した状態となりました。
永久歯への生え変わりも順調に進み、今後は永久歯列完成まで定期的に経過観察を行っていきます。
【使用した装置】

今回使用した装置は、
**取り外し式の「拡大床」**です。
拡大床は、お子様の成長を利用しながら顎の幅を少しずつ広げる装置で、
- 永久歯が並ぶスペースの確保
- 歯列のデコボコ改善
- 将来的な抜歯の可能性を減らす
ことを目的として使用します。
取り外しが可能なため歯磨きもしやすく、小児矯正で多く使用される装置の一つです。
【今回のポイント】
✅ 拡大床のみで歯列の幅を拡大
✅ 永久歯が並ぶスペースを確保
✅ 前歯のすき間・歯並びともに改善
小児矯正は、お子様だけでなく保護者様・歯科医院が協力しながら進める「チーム医療」です。
取り外し式装置は装着時間によって治療結果が大きく左右されます。
ご本人・保護者様の協力が得られるほど、小児矯正Ⅰ期治療のみで良好な結果が得られる可能性も高くなります。
【症例情報】
| 【項目】 | 【内容】 |
| 年齢 | 7歳男性 |
| 主訴 | 前歯のすき間・歯並びのデコボコを改善したい |
| 診断 | 上下顎歯列狭窄・叢生・永久歯萌出スペース不足 |
| 治療方法 | 小児矯正(Ⅰ期治療) |
| 使用装置 | 拡大床(取り外し式装置) |
| 永久歯抜歯部位 | なし |
| 治療期間 | 4年10カ月(※保定期間含まず) |
| 治療費用(税込) | 総額:671,000円(税込) (内訳:矯正検査代診断料、矯正装置代、調整代含む) |
| 治療区分 | 自由診療 |
※掲載している治療費用は、本症例における実際の治療費用(税込)です。
※治療内容・治療期間・使用装置・通院回数などにより費用は異なります。
※料金改定等により、現在の治療費用とは異なる場合があります。
【主なリスク・副作用】
・装置装着時の違和感
・発音しづらさ
・装着時間不足による治療期間の延長
・虫歯・歯肉炎のリスク増加
・装置の破損・紛失
・永久歯の萌出状況によってはⅡ期治療(永久歯矯正)が必要となる場合があります
・後戻り
・その他 etc…
【担当医】
寺田歯科
歯科医師 寺田 宜央
担当分野
- 小児矯正
- 成人矯正
- MFT(口腔筋機能療法)
- ワイヤー矯正
- マウスピース矯正
※患者様・保護者様の同意を得て掲載しております。
※治療結果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
※治療内容や治療期間、治療費用は症例によって異なります。